クッキーの思い出

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このビスケットをカルディで見つけて

思わず買ってしまいました。

 

19歳の頃

タチカワカフェのマダム知り合った。

 

その当時の太刀川家は

まだお米屋をしていて

半分は

マダムがアンティークショップをしていた。

家のものを売っていると思われるのが嫌で西洋の物を中心に売っていた。

 

私は、自宅にお茶に誘われて伺った。

 

後で聞いたらマダムは、その時の私の洋服から靴まで覚えていた。

 

お茶をご馳走になる時の

マダムのおもてなしに

私はビックリした。

真っ白なレースのついたクロスが引いてあり

そこでお茶をしてこぼしたりしたら大変‼️ととても緊張したのを覚えている。

 

そして、その時に出てきたお茶請けがこのクッキーでした。

後で話したら

マダムはすっかり忘れていたが

私はこのクッキーが美味しくて

とてもよく覚えていた。

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今でもマダムは何も変わらず

私の知らないことを知っていて

お菓子もお料理も他の人とは

ちょっと違う感性の持ち主です。

 

今は閉店したメゾンドウカンパーニュはマダムの感性とシェフの繊細な感性が融合したお店。

 

私は、フレンチレストランができるずっと前から、マダムとシェフのことを見ている。

 

そして、あるきっかけから

タチカワカフェのオープン準備を手伝うことになるのである。

 

後から考えると

私の特技は

秘書的な仕事が得意のようである。

 

タチカワカフェも

スタッフのお世話

オープニングパーティの招待客のこと

終わった時のお礼の準備などなど

太刀川家のおもてなしがコンセプトのカフェなので

スタッフの服装メイク接客まで

マダムと話して進めていった。

 

オープンしたら

国の重要文化財というのは

こういうことか?と思い知らされる。

 

と言うのは

北海道中からお客様が来て

毎日超満席。それが3ヶ月続いた。と言うか

オープンまでの手伝いのつもりが

あまりの盛況に

3ヶ月手伝ったという事。

 

その間に

18:00までの営業時間の

閉店後の使い方を提案。

 

貸切で

メゾンドウカンパーニュの料理で

10名以上の宴会を

マダムとシェフに提案。

予約をとった。

 

それが

結構、営業すると面白いように予約が取れて

営業の面白さを知ることになる。

 

その時

マダムから名刺まで作ってもらい

真剣に

この仕事をしようか?迷った事を覚えている。

 

でも、結論は

フリーでの仕事をしてきた私は

やはり、自由に仕事をしたい性格をきっと曲げられないな、、、と思い

またフリーに

戻ったという事です。

 

今もその時の経験は

私の引き出しに

いっぱいになっていると思います。

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クッキーとコーヒーを飲みながら

あの時の私を思う、、、。